出先で見つけた、キョウチクトウ街路樹に咲いていたので写真に収めました。
長年の公害で多くの樹木が衰えたり、枯死した中でもキョウチクトウだけは耐えて
生育したと聞いています。原爆で75年間、草木も生えないと言われて広島でも
いち早く咲いた花として、原爆からの復興のシンボルとなり広島市の花に指定
されたそうです。
ヒマワリ「向日葵」は超有名なので、誰れでも知っていますが「さるすべり」
「百日紅」は一般的にはあまり知られていない花ではないでしょうか?
日本にサルスベリがやって来た正確な、時代などは不明との事ですが安土桃山
時代の時期と言われる説が有るようです。春に伸びてきた枝の先端に夏から秋に
掛けて花を咲かせるのが特徴です。花の色は薄桃色・桃色・赤紫・白などです。
花弁は6枚で淵が強く波打っているため、満開時期の姿は特に綺麗で目立ちます。
又、樹皮の剥がれた部分はつるつるしている処から「さるすべり」「猿滑り」
「猿も木から落ちる」のことわざの通り、木登りが得意な猿でも気を抜くと
うっかりすべりそうな滑らかな幹です。又サルスベリには、木の肌を掻くと
くすぐったいからとして来た「クスギリノキ」という別名もあるそうです。
サルスベリを漢字で書くと「百日紅(ヒャクジツコウ)」漢字の意味は開花時期が
長く「百日=3ヶ月間」と言う事に因んでいるそうです。
芙蓉は7月から10月頃が花を咲かせる時期で、ピークが8月から9月頃なので
まさに夏の花と言って良いのでしょうね。
そして、秋になると開花は終わり果実が出来ますがその様子も、枯芙蓉と言われる
程に、味わい深いものと言われています。1日で花が終わって仕舞うので、1日花
と呼ばれる事もあるそうです。芙蓉の花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」など
美しい顔を昔から「芙蓉の顔」と呼び、芙蓉と言う言葉を美人の代名詞として使って
来たそうです。そして、芙蓉の本種以外に八重咲きで朝から段々と花の色を変えてゆく
酔芙蓉、米国のアラバマ州を原産とするアメリカフヨウなどが有ります。どれも夏に
大きな花を咲かせることが、共通の特徴です。酔芙蓉は朝が白色で昼間はうす紅色で
夕方になると濃い紅色に変化してゆくと言う芙蓉です。まるで酔っ払いみたいなので
この名前が付けられたと言われているそうです。芙蓉の木は寒さにあまり強くない為に
出来るだけ、暖かな日の当たる場所を好むそうです。
今年は例年よりも、1ヶ月以上早く花を付けたサルスベリ(百日紅)ヒャクジツコウ
ミソハギ科の落葉中高木である。花は紅の濃淡色または白色で円錐花序になりがくは
筒状で6裂、花弁は6枚で縮れている。8月頃に花が咲く、果実は円いさく果で種子に
は翼が付いている。中国南部の原産である。花が美しく耐病性にも優れていて、必要
以上に大きくならない為に、好んで庭や公園などに植えられています。
大きな特徴としては、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ちて
すべすべした感触の樹皮が表面に現れて、更新してゆくことによる(樹皮の更新様式
や感触の似たナツツバキやリョウブをサルスベリと呼ぶ地方もある)つまり、猿が登ろう
としても、滑って仕舞う事から猿滑と表記する事もあるそうです。
僅か1週間程で、こんなに成長する向日葵、もう少しするとヒマワリの種は、
開花後約1、5ヶ月~2ヶ月にかけて種になる。花弁が落ちて直ぐには未だ
種は出来ていな状態です。葉っぱが次第に枯れて来て、花首が徐々に下を向い
て来たら種が出来始めます。色は最初の頃より黒っぽくなり、固くなって来た
ら花茎ごとに収穫して数日間、天日干しをして乾燥させます。乾燥した後は
トウモロコシを一粒一粒取る時の、要領で種を取り出します。取り出した
ヒマワリの種は、完全に乾燥させるために、再度天日干しで数日間乾燥させます。
この処理が甘いと、カビなどが生えたりするので注意が必要です。収穫後は
種を密閉容器や袋に入れて、冷暗所に保存しましょう。
「キョウチクトウ」原産地はインドで日本には江戸時代に渡来した。
木の大きさは3m~5mにもなる。キョウチクトウ科:キョウチクトウ属で
花は枝の先に群がってつく、花冠は筒状で先は5つに裂けて横に開き咲く。
園芸品種も多く、花の色は白・ピンク・黄色など様々であり八重咲木の物も
ある。葉は3枚が輪になって生える(輪生)か、あるいは向かい合って生える
(対生)狭い楕円形のをしている。表面は濃い緑色で主脈が白く目立ち裏面は
白っぽい。花の後に出来る実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出)
である。夾竹桃は中国名を用いたものである。葉の形状が竹に似て、花が桃に
似ている事から来ているそうである。この木は毒が有る事から、屋敷内に植える
事を嫌う地方もある。葉・花・枝に有毒成分を含み、強心剤・利尿剤などにも
利用される。俳句では季語は「夏」である。花言葉は「油断大敵」「危険な愛」