信貴山 大窪寺 令和元年6月16日

テッポウユリ「鉄砲百合」

科名:ユリ科  属名:ユリ属  学名:Lilium     Longiflorum

英名:Easter   Lily   原産地:日本・台湾  開花期:6月~8月

花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・複色  形態:多年草

園芸分類:球根  別名:琉球百合「リュウキュウユリ」

テッポウユリはラッパの様な形をした、沖縄などの南西諸島に分布しているユリの

仲間です。昔、ヨーロッパでは、クリスマスやイースターなどの儀式に聖母のユリ

としてマドンナリリーが使われていましたが、日本のテッポウユリが入ると純白の

美しさと育て易さから、代わってこの花が使われるようになりました。

名前の由来は、昔、使われたラッパ銃に姿が似ている事から、この名前が使われた

と言われているそうです。花の芳香は丁度良い強さで、甘くて良い香りがします。

江戸時代の川柳に「ゆりの花あやまるように咲いている」と言う一句があります。

是は庭に植えたヤマユリが、花の重みで茎が曲がって咲いている様子を見て詠んだ

物ではないでしょうか? 他にも「鬼もあり姫もありけりゆりの花」と言う一句も

あり、昔から色々なゆりが作られていたことが覗えます。また、元禄時代には武士

町人を問わずに、日本中がユリの栽培に夢中になっていた記録も残っており、日本人

は古くから山野に咲くユリを庭に植えて楽しんでいたことが分かります。

自生種のユリは世界の北半球にのみ、約130種類が分布しております。そのうち

日本には、15種類が分布しております。その中でも、日本固有の乙女ユリ・ササユリ

ヤマユリなどは香りが有り、白色や桃色系の花色が有ります。

信貴山 大窪寺 令和元年6月15日

カモガヤ

分類:維管束植物、単子葉植物、イネ科  学名:Dactylis    Glomerata

英名:Orchardgrass .  Cocksfoot  和名:カモガヤ・オーチャードグラス

分布:地中海~西アジア 繁殖期:7月~8月 国内分布:北海道~九州

侵入経路:牧草として導入 侵入時期:1,860年代に輸入

カモガヤは多年草で茎は高さ、0,5~1,2mで葉身は10~40㎝で

幅は5~14㎜で、葉鞘は背で二つ折りになっている。やや扁平であり

花序は高さ10~30㎝である。緑色にて枝は節に単生し長さ5~9㎜で

3~6の小花からなっている。カモガヤは花粉症の、一種として知られる。

スギやヒノキ花粉の様な、背の高い樹木の花粉は風に乗って数十㎞以上も

遠くに迄、飛散します。背丈の低いイネ科植物の花粉は数mから数百mしか

飛散しません。スギやヒノキ花粉からは中々逃げ切れませんが、イネ科花粉

からはうまく逃げ切る事が出来そうです。と言う意味では、イネ科花粉は

スギやヒノキ花粉より抗原回避の効果が高い花粉症と言えます。

信貴山 大窪寺 令和元年6月14日

シコンノボタン「紫紺野牡丹」

科名:ノボタン科  属名:シコンノボタン属  学名:Tiboachina   urvilleana

英名:Glirybush      Spider  Flower 原産地:中~南アメリカ 開花期7月~11月

花色:紫・ピンク   別名:野牡丹「ノボタン」 樹高:1~3m

シコンノボタンは、ブラジルを中心として中~南アメリカを原産とする、常緑性の

低木です。一般にはノボタン「野牡丹」の名前で流通しています。熱帯地域原産

にもかかわらず、寒さに強く丈夫なことから、秋~冬にかけて庭を彩ってくれる

存在として親しまれています。樹高は1~3mほどに成長して、ビロードの様な

手触りをした、卵型の葉っぱを互い違いに生やします。そして、夏から冬にかけ

紫の花を咲かせます。名前の「紫紺」とは、濃い紫色のことで花弁からきています。

花弁が5枚付いており、中心にいくつもの雄蕊が突き出ているのが、特徴です。

ひとつひとつの花は、1日で枯れてしまいますが、次々と花が咲き長く開花期を

楽しむ事ができます。シコンノボタンの品種としては「コート・ダジュール」が

一般によく流通しているようです。これ以外にも、中心部が白く花色が紫から

ピンクへと変化する「リトルエンジェル」やその枝代わり品種で葉っぱに白い斑

が入る「オータムカーニバル」という品種も人気があるそうです。

信貴山 大窪寺 令和元年6月13日

クロッサンドラの蜜を求めてクロアゲハ「黒揚羽」

科名:キツネノマゴ科  属名:ヘリトリオシベ属  学名:Crossandra

英名:Summer    Candle  原産地:熱帯アフリカ~アラビア、マダガスタル

草丈:30㎝~50㎝  形態:地木 開花期:5月~10月 別名:クロサンドラ・

ジョウゴバナ「上戸花・漏斗花」

クッサンドラは小型の鉢物として人気が有り、花の開花期が長く、夏の寄せ植え

等にも最適です。多く流通しているのは花が鮮やかなオレンジ色の品種で、花穂

の先に咲く様子はロウソクの様にもたとえられ、濃い艶のある葉と対比して美しい。

英名であるサマーキャンドル「夏のロウソク」と言う名前の由来は、緑色の苞を

連ねた花穂の周りに炎の様な、オレンジ色の花が咲く事に由来しているそうです。

クロアゲハ「黒揚羽」

科名:アゲハチョウ科  属名:アゲハチョウ属  学名:Papilio    Protenor

英名:Spangle.   成虫の前翅長は45~70㎜ほどあり翅の表裏とも黒色で

裏面は後翅外緑に赤班が並び、日本産の物には尾状突起が有る。オスは後翅前緑

に白い帯が見られます。この白い帯は時間とともに黄味を帯びます。春型は夏型

よりも小形で赤班が発達し、色もより濃い黒色をしている。4月~8月頃までに

年に2~4回発生するそうです。

信貴山 大窪寺 令和元年6月12日

アゲハチョウ「ナミアゲハ」の吸水 

科名:アゲハチョウ科 英名:Swallowtail   buttersly  分布:北・本州・四国・九州・沖縄

全世界の熱帯から温帯にかけて分布し、島嶼部にも勢力を広げている。日本に生息してい

ないオーストラリア産のオオルリアゲハや北アメリカ産のイースタン・タイガー・スワロ

ーテイルなど、世界各地に特徴的な種が生息している。英名:Swallowtailが表すように

ナミアゲハやキアゲハなど後翅に尾状突起をもつ種が知られているが、ナガサキアゲハや

オナシアゲハのように突起のない種も多く、その有無は必ずしも属の特徴とはならない。

熱帯では成虫が通年発生するが、温帯では冬季に発生が止まる事が多いそうです。

日本では「春型」「夏型」の差異が知られ、夏型の方が大型で、色彩が濃く、文様が明瞭に

なる傾向にあるようです。幼虫の食草はミカン科やセリ科などが多く、その刺激成分を集積

して、頭頂の臭角から発して天敵を撃退する。二齢幼虫から四齢幼虫にかけては、鳥の糞

そっくりの姿をしている物や派手な班模様をしている物が有り、終齢幼虫はヘビに似た姿に

変わるものが知られています。蛹を経て成虫へと羽化し、日本では発生が止まる冬の休眠

期を蛹で過ごす。成虫は食草に近い処で生息し、盛んにさまざまの花の蜜を吸い、水たまり

では羽ばたきながら吸水する行動が見られます。日本ではなじみ深いチョウとして親しまれ

る一方、生息種の多くが農産物であるミカン科・セリ科を食草とする為、農業従事者にとっ

ては害虫として扱われる「例えば、ナミアゲハはウンシュウミカンやサンショウ、シロオビ

アゲハはシークワーサー、キアゲハはニンジンやパセリ」カラスアゲハやクロアゲハは栽培

種を好まず、野生種を食草として好む。

 

信貴山 大窪寺 令和元年6月11日「泰山木.5」

タイサンボク「泰山木」

分類:モクレン科  モクレン属  学名:Magnokia   Grandiflona

英名:Soathern   magnolia     別名:白蓮木「ハクレンボク」マグノリア

漢名:コウギョクラン「廣玉蘭」  古名説:大盞木

タイサンボクは一億年も形を変えていない、モクレンやコブシの仲間です。

タイサンボクのグループは被子植物が生まれた初期にできた「花」の形を

今も残しています。花が生まれた初期にはまだ、蝶や蜂といった「花」の

存在を前提とした、昆虫がいないので花粉の運搬や受粉は「甲虫(カナウン

やカブトムシ的な)」や「ハエ」が行っていました。その為に、甲虫が乗っ

ても花が折れないように上向きに花が咲き、花の根元がしっかりしています。

タイサンボクは元々亜熱帯植物なので、夏の暑さには強いが寒さには若干

弱く関東北部では冬には、落葉する場合もあるそうです。

沢山、咲いて辺り一面に漂うマグノリアの甘酸っぱい香りが広がっています。

信貴山 大窪寺 令和元年6月10日

ナニワイバラ(浪花茨)

原産地:中国南部・台湾  生育地:庭木・山地など 目名:バラ目

科名:バラ科  属名:バラ属  学名:Rosa    laevigata    英名:Cherokee     Rose

和名:ナニワイバラ(浪花茨) 別名:難波茨・ハトヤバラ・ロセ.ラエビガータ

チェロキーローズ. 樹高:ツル性低木 開花期:5月~6月

日本には、江戸時代「宝永年間1704~1711年」に難波商人によって持ち込まれており

更には、大阪など近畿地方から植栽が広まったことからこの名前が付いていると言われる。

現代では、近畿地方から九州にかけて野生化しているそうです。

尚、花は白とピンク色の花を咲かせますが、白色がナニワイバラでピンク色の花はハトヤ

バラと呼ばれています。

信貴山 大窪寺 令和元年6月9日

ムシトリナデシコ(虫取り撫子) 

目名:ナデシコ目 科名:ナデシコ科 属名:マンテマ属「シレネ属」

学名:Silene     ameria         英名:Sweet     William     Catchfly

和名:ムシトリナデシコ「虫取り撫子」別名:ハエトリナデシコ・コマチソウ

「小町草」ムシトリバナ「虫取り花」 原産地:ヨーロッパ・地中海沿岸

2枚ずつ付く葉の根元から、茎が枝分かれして伸びて行く性格が有るようです。

先端の花径も葉の処から沢山、分枝して広がっております。花径1㎝位の

小さな花がゆるい、ドーム状に固まって咲く姿く姿は可愛らしく、また、雑草

の中でも珍しく赤紫系の花が多い様です。其れが故に、道端に咲いていても

大いに目立ちます。花に近い方の葉の下の処には、粘液を分泌する部分が有り

ます。粘液のベタベタにたまに虫がついて動けなくなるので「虫取り撫子」の

花名になったとの事です。このベタベタ特性はシレネ属の多くの品種に見られます。

蜜を盗みに来るアリやハエを、牽制する為に生まれた機能と考えられております。

くっつけた虫の身体を溶かして養分にする、機能は有りません。その昔は食虫植物

の仲間に入れられた時代も有ったようですが、現在は食虫植物に扱われておりません。

日本国に渡来したのは、江戸時代と考えられていますが、当時は観賞用として伝わっ

てきました。其の後は、日本の各地に野生化しています。

 

信貴山 大窪寺 令和元年6月8日「近隣の花」

ガクアジサイ「額紫陽花」

学名:Hydrangea   Macrophylla   F.normalis 科:ユキノシタ科(アジサイ科)

属:アジサイ属 英名:Lacecap   Hydragea    原産地:日本 開花期:5~7月

花の色:青紫・紫・白・ピンク

額紫陽花は「ガクアジサイ」は落葉性の低木ですが、アジサイの原種のひとつで

日本の本州以南の海岸線沿いに自生し、樹高は1m~2mほどに成長します。

ガクアジサイの特徴は花の形ですが、中心に集まっている小さな蕾のようなもの

が花弁で、その外側にはガク「葉っぱが変化をした花を守る部分」が大きな花弁

の様についている。この様子が額縁に似ている事から「ガクアジサイ」と名付け

られたと言われているそうです。ガクアジサイの品種は70品種以上有ると言わ

れており、最近は人気も手伝って今でも次々と新しい品種が生まれていると言わ

れております。

信貴山 大窪寺 令和元年6月7日「近隣に咲く」

フイリガクアジサイ(斑入り額紫陽花)

科:ユキノシタ科 属:アジサイ(ハイドランジア)属 学名:Hydrangea

分類:耐寒性落葉低木 草丈:50㎝~150㎝ 開花期:5月~9月

原産地:東アジア・北アメリカ東南部・南アメリカ中部 別名:ハマアジサイ

江戸時代からある白班入りのアジサイですが、黄色の班が入る事もあるそうです。

装色花は白色で花のない時も、班入り葉が美しいので良く栽培されます。

ガクアジサイはハマアジサイと呼ばれる、大型の品種で花序の周縁に装飾花が有る。

自生地は伊豆七島・伊豆半島・房総半島・三浦半島・愛知・和歌山・高知などの

海岸地帯によく自生すると言われております。アジサイは日本原産で、シーボルト

により海外に紹介されたと言われております。西洋・アジアの主要な母種となり

丈夫な性質を持ち、現在では一般家庭の庭に植えられてものは、殆どこの種類の

系統だそうです。