南京黄櫨「ナンキンハゼ」名前の通り、中国の中南部を原産地とする種から蝋を
採る有用樹として、江戸時代に長崎から経由して日本にやって来た植物である。
「ハゼ」との名が有るがウルシ科の「ハゼ」とは別の物で、樹液に触れてもかぶれ
れる事もありません。「ハゼ」と同じように蝋が採取出来る中国の樹木と言う意味
合いである。南京黄櫨と命名されたという説は、紅葉が埴輪の色に似ていた為に
埴輪を作る埴師(はこし)に因んで、命名されたと言う説が適切であります。
日本では、関東以西の温暖地に植栽されていることが多く見られます。