ゲッカビジン(月下美人)
科/属: サボテン属 /クジャクサボテン属 学名:Epiphyllum oxypetalum
和名:月下美人 別名:月来香 原産地:メキシコ熱帯雨林 常緑多肉植物
月下美人は、美しい花を咲かせる事で知られており多肉植物です。濃厚な香り
が特徴で、朝になるとすっかり萎んでしまう様子は、まさに「美人薄命」の
言葉其のものです。神秘的な魅力から、熱心な愛好家が多いようですね。
クジャクサボテン属の仲間は、2~3日の間に日中花を咲かせるものが殆ど
ですが、月下美人は夜に咲きしかも一晩だけしか花を咲かせない事が特徴です。
日本では6月~7月に花を咲かせる事が多いようです。
名前の由来は、昭和天皇がまだ皇太子だった頃、台湾を訪れた際に「月下美人」
の花に目を奪われたそうです。この時、昭和天皇に連れ立っていた田氏という
駐在大使に名前を聞いたところ、田氏が「月下の美人」ですと答えたことから
「月下美人」という名前が付けられたそうです。月下美人の葉は昆布の様な平た
い形をした茎をしていて、長さが1m~2mに達すると花芽を付け始めます。
真夏の夜に2時間ほど神秘的で、美しい花を咲かせるのですが、花は大きくて
(20㎝~25㎝)存在感があり純白の少し透けた花弁をしています。
香りはジャスミンに似た甘く、すっきりとした香りで10m離れた場所まで香り
を漂わせ咲いたことを伝えるのだそうです。香りは辺りにいる動物にも伝わり
自生地ではフルーツを食べるコウモリを誘い、受粉をさせて個性的でショッキン
グピンク、の皮で実は真っ白な果実を実らせるそうです。