「五月十四日他」極楽往生の有様を再現する。 正式には「迎接会」とか「来迎会」」という。衆生を極楽に導く為に来迎する諸菩薩の姿に扮装して境内を練り歩く法要です。由来は古く恵心僧都源信が比叡山横川の華台院で「阿弥陀迎接会」を行なったのが初めです。 その後奈良県の当麻寺で行なったのが、今日伝えられている物です。 当麻寺は推古天皇の創建と伝えられ、中将姫が入寺して法如と号した。 中将姫は蓮糸で西方浄土様子を織り上げた「浄土曼荼羅」(当麻曼荼羅)を作り、臨終に際しては阿弥陀三尊の来迎を受けて、めでたく極楽往生したと言う伝説で知られています。この中将姫の往生の様子をパフォーマンスで表現する当麻寺の練供養は毎年五月十四日姫の命日に行なわれて無形民俗文化財にも指定されている。