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信貴山 大窪寺 令和元年6月21日

ムラサキカタバミ「紫片喰」

目:カタバミ目 科名:カタバミ科 属名:カタバミ属 原産地:南アメリカ

学名:Oxalis   debilis 英名:Violet    wood-sorrel 和名:ムラサキカタバミ

背丈は約30㎝、地下に鱗茎があり、地上には葉と花柄だけをを伸ばしている。

葉は三出複葉、小葉はハート形、裏面の基部に黄色い腺点がある。地下の鱗茎

の下部から、太いやや透明がかった牽引根を出している。この牽引根と鱗茎の

間に木子「微細な小球根」をびっしりと付け非常に旺盛な繁殖をする。牽引根

が夏場に縮み、木子を広げていく。日本では夏場になるとサビ病が多発してその

後夏場は休眠する場合が多いそうです。花は主に春~初夏に咲き、葉の間から

伸びだした花柄は葉を越えて伸び、先端に数輪を散形花序につける。花は青み

のある濃い桃色で花筒部奥は白く抜け、花の中心部に向けて緑色の筋が入る。

植物体の栄養状態や環境に起因して花色が異なる場合もあるが、同じ環境で育て

てみると殆どが同じ花色になってしまう。花は独特の色合いで美しいが、雑草

であるため市販されることはない。

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