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信貴山 大窪寺 令和元年7月3日「近隣に咲く花」

クチナシ「梔子」 

科名:アカネ科  属名:クチナシ属  学名:Gardenia      jasminoides

植物のタイプ:常緑低木  樹高:1.5~2m 花期:6~7月 実熟:11~12月

英名:Common   gardenia       Cape  jasmine 原産地:日本・台湾・中国

クチナシの白い花はもちろん美しいものですが、なんといっても眩暈がするほどの良い香り

が特徴です。鬱陶しい梅雨の最中でも白い花が咲き始めその香りがすると、毎年のように幸

せを感じさせてくれます。クチナシは早春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイと並び芳香花木

の代表になっています。クチナシの名前の由来は果実が熟しても、口を開かないことに由来

しています。クチナシの名前から「朽ち無し」=朽ちる事がないという意味で、縁起物として

結婚祝い、結婚記念日、開店や開業祝いに贈られることが多いと聞きます。18世紀にヨーロ

ッパに入ると、クチナシのかぐわしい芳香がうけて、恋人に贈るようになったと言われて

います。クチナシの純白の花弁は次第に黄味を帯び、最後は茶色になってしまいますが、香

りは最後までしっかりと残っております。クチナシの芳香は真夜中がいちばん強く、此れは

受粉のさいに昆虫を引き寄せるためと、考えられているようです。

 

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