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信貴山 大窪寺 令和元年6月19日

ナンテン「南天」

科名:メギ科 属名:ナンテン属 学名:Nadina    Domestica

英名:Heavenly     Bamboo    ・Nandina  目名:キンポウゲ目

原産地:日本・中国  開花期:6~7月 11~12月に実を付ける。

花色:白・黄・赤  別名:ナツテン・ナルテン・南天燭・南天竹・等

ナンテンは秋になると真っ赤な実を付けますが、この実を煎じて飲むと「咳止め」に

効果が有ります。「のど飴」の原料として、使われているのは御存知のことでしょう。

また葉には、殺菌作用・防腐の作用があり、乾燥させてお茶として飲む事でものもらい

や血尿に効果が有ると言われています。さらに、樹皮・根皮は胃腸病・眼病に効果的で

昔から薬用の木として重宝されて来ました。但し、葉には有毒成分となるアルカロイド

が含まれております。特に咳を止める作用が有るドメスチンというアルカロイドは、多量に

摂取すると知覚や運動神経の麻痺を、引き起こす恐れが有ります。医学的知識の無い方が

安易に扱うのは、危険なので注意が必要との事です。ナンテンは江戸時代にから品種改良

が行われて100種を超える、園芸品種が生み出されました。現在では「古典園芸植物」とし

て40種ほどが、保存栽培されているそうであります。ナンテンは縁起が良い木では有名で

すが、可憐な花にも魅力があり膨らんだ蕾が次々と割れて、中から花が飛び出してくるよう

に開花してゆきます。

 

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