大窪寺ブログ » 未分類

信貴山 大窪寺 令和元年6月12日

アゲハチョウ「ナミアゲハ」の吸水 

科名:アゲハチョウ科 英名:Swallowtail   buttersly  分布:北・本州・四国・九州・沖縄

全世界の熱帯から温帯にかけて分布し、島嶼部にも勢力を広げている。日本に生息してい

ないオーストラリア産のオオルリアゲハや北アメリカ産のイースタン・タイガー・スワロ

ーテイルなど、世界各地に特徴的な種が生息している。英名:Swallowtailが表すように

ナミアゲハやキアゲハなど後翅に尾状突起をもつ種が知られているが、ナガサキアゲハや

オナシアゲハのように突起のない種も多く、その有無は必ずしも属の特徴とはならない。

熱帯では成虫が通年発生するが、温帯では冬季に発生が止まる事が多いそうです。

日本では「春型」「夏型」の差異が知られ、夏型の方が大型で、色彩が濃く、文様が明瞭に

なる傾向にあるようです。幼虫の食草はミカン科やセリ科などが多く、その刺激成分を集積

して、頭頂の臭角から発して天敵を撃退する。二齢幼虫から四齢幼虫にかけては、鳥の糞

そっくりの姿をしている物や派手な班模様をしている物が有り、終齢幼虫はヘビに似た姿に

変わるものが知られています。蛹を経て成虫へと羽化し、日本では発生が止まる冬の休眠

期を蛹で過ごす。成虫は食草に近い処で生息し、盛んにさまざまの花の蜜を吸い、水たまり

では羽ばたきながら吸水する行動が見られます。日本ではなじみ深いチョウとして親しまれ

る一方、生息種の多くが農産物であるミカン科・セリ科を食草とする為、農業従事者にとっ

ては害虫として扱われる「例えば、ナミアゲハはウンシュウミカンやサンショウ、シロオビ

アゲハはシークワーサー、キアゲハはニンジンやパセリ」カラスアゲハやクロアゲハは栽培

種を好まず、野生種を食草として好む。

 

コメントを残す