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信貴山 大窪寺 令和元年5月10日「綿毛」

タンポポの綿毛

小さなタンポポの綿毛は物理学的に計算されていた、大きな秘密が隠されていた。

アスファルトの隙間、校庭の花壇、あぜ道、道端で見つけたタンポポの綿毛を飛ばして

眺めてみる。なぜタンポポの綿毛は見つけやすく、長期間飛ぶことができるのだろう?

タンポポは二度生長する?

黄色い花が咲いているタンポポの茎「花茎」と綿毛のタンポポの茎を比較すると、綿毛

のタンポポ茎が長く、背が高いことにお気づきでしょうか?実はタンポポを良く観察す

ると開花後一度茎が倒れた後に再度成長を開始し、立ち上がり綿毛となっているのです。

タンポポの茎は植物学的には、枝であり方向性を持ち。通常の枝と同様に最初は斜めに

成長し始めるが、やがて一方の側面のみが伸びることで真っ直ぐに伸びるのです。

花が咲き終わると、先ほどとは異なる側の茎が伸び始め、茎が倒れた姿勢となる。

その後、綿毛をつける段階になり今度は先ほどと異なる側の茎が伸び始めることで再度

タンポポは立ち上がるのです。尚、この立ち上がりには受粉や種子の成長によるオーキシン

という植物ホルモンが、関与しているとも言われている。

二度にわたり成長する理由は、明らかではないらしいが更なる成長をとげ戻ってくる

姿はまさしく、タンポポ=Dandeelion の名に相応しいのではないでしょうか?

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