科名:ボタン科 属名:ボタン属 学名:Paeonia Iactiflora 和名:シャクヤク(芍薬)
別名:貌佳草(カオヨグサ)ビオニー 英名:Chinese Peony. Common Gurden Peony
原産地:中国・モンゴル 開花期:5月~6月 花持ち期間:4~7日程度
花色:ピンク・赤・オレンジ・黄色・白
シャクヤクを漢字で書くと「芍薬」です。「芍」は抜きんでて美しいという意味を持ち
そして、シャクヤクの根は古くから鎮痛剤などに用いられてきた生薬です。
花名の由来には、見とれてしまうほど見目麗しい花を付ける「薬」だそうです。
もう一つの花名の由来には、嫋やかで優しげな姿を意味する「綽約(シャクヤク)」
から転じた名前だとする説もあるようです。いずれにせよ、その美しさをたたえられ
て花名になっことは事実らしいです。「綽(しゃく)」は、ゆったりとした様を意味し
焦らず、のんびり構えていることを「余裕しゃくしゃく」と言いますが、漢字では
「余裕綽々」と書くようです。花言葉でもその華やかな風貌からは、想像外の花言葉で
「恥じらい」「はにかみ」「謙虚」というものです。一説には、イギリスの古い民話に
由来するそうですが、「恥ずかしがり屋の妖精が、ある日、シャクヤクに隠れたら花も
赤く染まったそうです」。羞恥心のシンボルとして伝わり、可愛らしいこんな花言葉に
なったのかもしれませんね。